ビジョン:子どもと大人が当たり前に共生できるインクルーシブ社会を作る
子どもには生まれ持って自ら学び、考える力があり、発達にあった環境があれば驚くほど自立してふるまうことができます。 にもかかわらず必要以上に弱く未熟な存在だととらえられ、社会には子どもが歓迎されない場所は多くあります。 私たちは子どもの本来もつ力を出しやすい環境をつくることで、大人と子どもが当たり前に共生できるインクルーシブ社会を実現したいと考えています。
インクルーシブとは一人ひとりの存在が尊重され、共に生きる、包摂すること。
日本では障がいを持つ方との共生という文脈で使われることが多いですが、国際的には子どもや女性、高齢者、少数民族、性的マイノリティーなど、社会の中で少数派の立場にあるとされるすべての人を指します。持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)の17の目標のうち、6つの目標にインクルーシブが入っていることからも、その意味の広さが伺えます。
インクルーシブの反対語は排除(exclude)。様々な理由で多数派と同じように振る舞えないことで、特別の場所で過ごすか多数派と同化するよう「人」の側が変わることを求められがちです。しかし、社会生活する上での当たり前ができない「社会」の側を少しずつ変えていくことで、すべての人が同じ場所で包摂され一人ひとりが自分らしく生きるインクルーシブな社会が、これからの時代に必要ではないでしょうか。
ミッション:子どもの環境形成のかけ橋となる
子どもの発達に合わせて公共空間や街をデザインすることで、子どもの自ら育つ力が発揮されやすい環境を地域に作ることがPlus Twoのミッションです。
子どもは自ら育つ生命のプログラムを持った「球根」。子どもの発達が考えられた環境が土壌となり、子ども一人ひとりがそれぞれの時期に花開いていく。これがPlus Twoが理想とする子どもの見方と子どもに対する社会のあり方です。
子どものためというと社会貢献と捉えられがちですが、これからは経済利益の創造と社会的ニーズへの対応による社会的価値の創造、マイケルE.ポーター教授の言う共通価値(CSV:Creating Shared Value)が求められています。私たちは、子どものニーズと大人、企業のニーズのかけ橋となり、地域の方やお店や企業、行政とともにインクルーシブ社会という共通価値づくりに取り組みます。